当時の各種解析本によれば、
- FDCRED…読み出し
- FDCWRT…書き込み
- FDCVFY…ベリファイ
- HDINIT…HDD初期化
- HDOFFS…ハードディスクのOFF(HDOFFコマンド?)
解析したところ、HDINIT と HDOFFS はSCSIにおいては特に何もしなくて良さそう。FDCVFY はいきなり RET 命令なので、当然何もしなくて良い。これ以外に呼び出されている部分が無いか検索しましたが、BIOS 部分では見つけられず。
あと BIOS から RAM上に展開される処理があって、これにも対応が必要です。なぜ RAM上に処理が必要なのかというと…いまさら説明するまでもないので割愛。
BIOS から RAM上に展開される処理は、
- HDDMAS
次に、アプリケーションまわり(BASICやturbo CP/M)について。
- "HD FORMAT .Uty"
- "HD MAP .Uty"
- "DISK SYSGEN .Uty"
- "DISK UTILITY .Obj"
- HDOFF.COM(turbo CP/M)
- HDMAINT.COM(turbo CP/M)
この中で、"HD MAP.Uty"と"DISK SYSGEN.Uty"はBIOSが動けばそのまま動きそうなので後回しにします。
BASIC用ソフトの中身をざっと見たところ"DISK UTILTY.Obj"が肝となる事が分かります。これを解析したところ、SASI HDDのフォーマットをマシン語で行っているだけで、SCSIでは不要なものばかりでした。"HD FORMAT"ではマシン語処理を呼び出さずに、BASIC側では常にフォーマットが正常終了したものとして判断してやれば、このままでSCSIに対応できそうです。
あと、turbo CP/Mのコマンドですが、HDOFF.COMは名前の通りのもので、HDMAINT.COMは既知のBIOSファンクションを呼び出しているだけのもので、とくになにもしなくて良さそうです。
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